「なんで・なんで」の情報

【復興支援】白米千枚田愛耕会さんをお手伝いしてきました

今回の復興支援の概要

■枠組み

能登復興ネットワークの専門家派遣

■日時・拠点

2025年11月17日(月)〜23日(日)

宿泊拠点:白米千枚田愛耕会さんの滞在拠点

■ミッション

  • 白米千枚田愛耕会さんの課題の洗い出し
  • 白米千枚田愛耕会さんの時間の創出案検討
  • 白米千枚田愛耕会さんの壁打ち相手

白米千枚田愛耕会とは

■基本情報

  • 千枚田のオーナー制度に使用する約550枚の棚田の耕作管理を行う任意団体。
  • 輪島市が事務局の(公財)白米千枚田景勝保存協議会から耕作管理を委託される。
  • 2006年に4名で結成され、その後会員が増加。震災直後に現代表(白尾友一)が代表に就任。会員の多くが避難により金沢市へ転出し、作業に従事できる人数が減ってしまった。

■震災での被害(2024年1月)

  • 土砂崩れ、海岸線の隆起、農業用水の損壊、棚田の8割に亀裂、棚田の大規模崩落等により、甚大な被害となった。
  • 復旧には国の災害復旧事業を用いることになり、用水や大規模崩落は重機での大規模改修が行われることが決まった一方で、千枚田は重機が入らない田んぼがほとんどであることから、愛耕会をメインとした手作業での修復が行われる。そこには、元の形に戻すのではなく、崩れたら崩れたなりの形を生かして修復する千枚田らしい田作りの手法が用いられている。

■大雨災害の被害(2024年9月)

  • 棚田の被害は、震災時よりも大きかった。棚田の崩壊、特に田んぼに水を貯める「畦(あぜ)」の被害が深刻で、重機が入らない田んぼがほとんどのため、修復にあたっては、多くの手間と時間を要している。
  • 震災の復興途中での大雨災害のため、心理的なダメージも大きかった。

■白米千枚田愛耕会の活動の現状

  • 災害の復興(現時点で25~30%ほど)
  • 従来の耕作管理の継続
  • 棚田全体の草刈り(震災前はエリア毎の耕作者が担当)

具体的な活動内容

  • 愛耕会の方へのヒアリング(晴れた場合は田んぼでの作業となるが、私が行った1週間は幸か不幸か雨が多く、お話しする時間を多く確保することができた。また、夕食をご一緒し、お話しする時間を確保した)
  • 輪島市役所観光課へのヒアリング
  • 輪島市民へのヒアリング
  • 道の駅の視察
  • 白米千枚田の視察、撮影
  • 愛耕会会員の作業拠点古民家の利用規定作り、動画マニュアル作成
  • ボランティア受け入れマニュアル、周辺施設の案内作成
  • notion(システム)整備

見てきた課題

  • 喫緊の業務に追われ、ボランティアの募集やボランティア受け入れ準備、マニュアル整備などに手が回らない。
  • 災害時の様子や、復興の歴史など、マスコミやボランティア、視察団体などに同じことを何度も説明しなければならない。
  • 能登半島地震の印象も薄まるなか、約2年弱で、復興が3割という事実に焦りを感じている。ボランティア募集の企画、受け入れのための体制整備など、やるべきことが多いにも拘らず、マンパワーの投入は田んぼの復興作業を優先しなければならないため、歯痒い。

提示した解決策

  • notionにおける情報の一元管理
  • 動画によるマニュアル作成
  • 災害からこれまでの歩みなどを動画にまとめた事前資料の作成

今後の関わり

  • 年明け2026年1月〜3月の期間で、株式会社なんで・なんでのスタッフが右腕派遣にて滞在し活動する。
  • 須田も秋田から継続的に仕組み作りのお手伝いを行う

関連リンク

能登半島視察

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