人事担当者向け
【須田コラム】育休は決してブランクではない
2024.11.05
※この記事は代表須田の個人ブログ記事「育休の不安」を再編したものです
埋まらない育休取得期間の男女差
今、盛んに女性活躍だとかで育休の取得を推進する企業も増えてきてると思いますし、男性の育休取得も増えてきてると思うんですけれど、やっぱり期間の差——女性の方が長くて、男性は育休を取得しても1か月とか何週間とかっていうような、期間の差っていうのはまだまだ埋まらないかなと思ってます。
育休はブランクではない
育休を取った時の大きな問題っていうのが、復帰時の不安だったりとか、復帰する前にも育休中に会社の情報から遅れてしまうんじゃないか、みたいなそういう懸念もあると思うので、今日は「確かに業務的な知識としては遅れるけれど、決してブランクではないよ」というような話をしたいと思います。
プライベートでpromaっていう育児サークルをやっていた際、『育児は仕事の役に立つ: 「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ』という本の著者である浜屋 祐子先生にオンラインでセミナーをしてもらって、ちょっとその後ワークをしたりしました。もう僕この本が大好きで、育休に限らず子育てしていることっていうのが女性活躍を推進していく中で、すぐブランクって捉えられたりとか、社会との断絶みたいな事での相談がすごく多いので、ぜひ僕もそこに勇気づけをしたいな、という風に思っています。
育児は業務効率と人材育成の研修期間
育児している期間は、仕事においては大きく業務効率と人材育成っていう観点からめちゃくちゃ良い研修期間だと思っています。
時短家事とかもありますけれど、本当にいかに効率的に家事をこなすか、みたいなことであったりとか、何の理屈も通らない人たち――子どもに物事を教え、倫理観を教え、何かしらの社会的ルールとか家族的ルールとかそういったこと教えて行く事っていうのが、人材育成とすごく近しいはずなんです。
けれども、昔ながらの考え方なのか分からないですけれど、多くの人が「仕事と育児家事分けて考えるワークライフバランス」を念頭においてしまっているので、仕事に活かす、という考え方に繋がらないんですね。
公私混同のススメ
なので、私は「もう仕事とプライベートごちゃまぜで考えよう」「どっか応用できるとこあるんじゃない」という考え方を本当にお勧めしています。
関連記事:【須田コラム】ワークライフバランス 公私混同のススメ
そんな観点で見ると、育休から復帰した時に、若い社員が何かを考えてる時にどう接するか、どう寄りそうかとか、そういう人材育成や、業務の流れを考える時にも、これやってる時にこっちもやっとこうか、みたいな業務効率も考えて、そこに予期せぬバッファを組み込んで考えられる、みたいに事業構築ができる。
これは、家事育児をしている中で身に付けられる、仕事にもすごくプラスになるスキルだと思っているので、専門知識とか業界の流れとかっていうところは確かに遅れるかもしれないけれど、それは職場に戻ったら取り戻せる知識なので、あまり心配しないで欲しくて、どちらかと言うと家事育児をしたからこそ身につくスキルの研修がされているんだっていうことで、安心してもらいたいなと思いました。
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まとめ
家事育児と仕事は繋がっている。育休は業務効率と人材育成の力を伸ばす研修期間だと考えてみよう。
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