この記事でいうしわ寄せ世代というのはいわゆる氷河期世代のことです。私よりも2，3歳上の世代になります。そして、話は変わりますが私の2，3歳下にゆとり世代がいます。

氷河期世代はバブルがはじけたことによって不景気となり、採用されなかったり非正規雇用者が多いと言われています。そのため、給与が上がらず単身者が多いとされ、日本の少子高齢化につながっているといわれることすらあります。それは氷河期世代のせいではなく、経済環境やセーフティーネットなどの制度ができていない社会の問題です。

今回氷河期世代を取り上げたのは、中小企業にとっての人材確保のカギは氷河期世代の採用にあると思うからです。境遇や時代の波などによって非正規雇用であったり、チャンスをもらえなかった世代に対して、正社員化を推し進め、40歳からでも未経験として教えることには意味があると思っています。

今までの感覚から言うと40歳の未経験というのは対象外かもしれませんが、100年時代になったことを忘れてはいけません。60歳定年から80歳定年まで20年ほどの定年の引き上げが想定されるとすれば、今の40代は昔の20歳と考えても良いのではないでしょうか。重要なのは、素直で向上心のある人を見つけるという採用力なのです。