人事担当者向け

【記事紹介】権限委譲で陥りやすい失敗を回避する:初めて管理職になる人のための注意点

この記事の本文で、違和感があるのは、権限を委譲していない問題点に関しても注意点として取り上げているところです。正しくは権限を委譲できていない組織の問題が大半でしょう。

須田

「そもそも権限委譲されてない!」っていうケースもちらほら見られますね。でも権限委譲ってきっと難しいんですよね。

私が起業するときに、起業家の先輩に言われた言葉で覚えていることがあります。それは「十分なお金や経験を持ってから起業するのではなく、一刻も早く起業した方がよい」ということです。なぜならば、社長にならないと社長業はわからないので、早く社長1年目になることが、社長10年目へのキャリアのスタートだからです。まずは社長としての権限を持ち、経験を積むことが大事、ということですね。管理職を育成するときも同様で、権限を委譲したからには口出しをしない、という我慢の努力が必要です。

須田

我慢の努力、なるほど。

話は変わりますが、子育ても同じだと思っています。今までやってあげていた幼児期に対して、小児期には子供が自分でやりたくなります。例えば、牛乳をコップにつぐなど、親からするとこぼされたくないのでやってあげたくなりますが、こぼすという失敗を繰り返して、コップの中にいれる感覚を身に付けるのです。管理職の権限委譲に限らず、どんな経験も失敗を通じて学ぶということを念頭において自分自身もチャレンジをしたいですね。

須田