企業向け情報

「人生のポートフォリオ」とは

私たちは日々、仕事や勉強、人間関係、情報(SNS)など、さまざまなことに追われながら生きています。

「毎日が忙しい」「自分の時間が取れない」と感じている方も多いでしょう。

そんな時こそ大切なのが、時間のバランスの見直しです。

その時間のバランスの見直しのヒントになるのが、「人生のポートフォリオ」という考え方。


本記事では、人生のポートフォリオとは何か?なぜ今それが必要なのか?どう活用していけばよいのか?を解説していきます。

「人生のポートフォリオ」とは何か?


ポートフォリオという言葉はもともと”書類を分類して入れるフォルダー”のことを意味しますが、キャリアの世界においては「時間の配分」や「活動のバランス」といった意味で使われます。


自分の時間をどう使っているのか?見直し整理し、必要に応じて調整する。

これが人生のポートフォリオをつくるということです。

まずは24時間の棚卸しから


私たちは一人ひとり、平等に24時間を持っています。

ただ、その時間の使い方は人によってまったく異なり、気づかないうちに「自分は何にどれくらいの時間を使っているのか?」把握していない人も、実は多いものです。

だからこそ、自分の24時間の棚卸し作業(ポートフォリオ)が大切。

家計簿が「無駄遣いを省き投資を増やす」ための道具だとすれば、時間のポートフォリオは「人生の価値ある時間を増やす」ためのツールです。

では改めて。

あなたは1日24時間をどのように使っていますか?

今一度自分自身の生活を振り返り、下記のように円グラフにまとめてみましょう。

画像引用:https://diwao.com/2013/04/diwao_time.html


睡眠、学校、仕事(バイト)、趣味の時間、食事、家族との時間、なんとなくスマホを眺める時間etc…

「自分は何にどのくらいの時間を使っているのか・・・」よく自身の生活を振り返ってみてください。



まず最初に注目すべきは、減らせない時間です。
これは睡眠や授業など、絶対に必要な時間のこと。
必ず確保しておく必要がありますね。

続いて大切にしたい時間
例えば趣味の時間や、ご飯をゆっくり食べる時間、お風呂に入ってリラックスする時間など。
こういった時間は人によって違いますが、自分にとっての心の余白を作る大事な時間です。

一方で見直したいのが、減らせる時間の部分。
スマホを無目的に見ている時間、意味もなくダラダラしてしまう時間など、”何をしていたかよく分からない時間”は意外と多いものです。

減らせない時間 睡眠、学校、仕事(バイト)
大切にしたい時間 趣味の時間、食事、家族との時間
減らせる時間 なんとなくスマホを眺める時間

 

ただし、ここで注意すべきポイントは、全てのスマホ時間が悪いわけではないということ。

たとえば推しのライブ配信を見るのが生きがいなら、それは立派な“投資”の時間になります。
反対に、なんとなくTikTokを無限にスクロールしているだけなら、それは“消費”の時間になってしまいます。

このように自分の時間の使い方を分類していくと、「この時間は必要」「この時間は削れるかも」といった発見が必ずあるはずです。

浮いた時間を使って、新しい体験をしたり、心と体を休めたり、自分を磨く活動にあてる。
時間の使い方を見直すことは、自分の生き方を見直すことでもあります。

無意識に流されるのではなく、自分で時間を選ぶことができるようになると、自信が生まれ、そして「やらされている」人生から⇨「自分でつくる」人生へと変わっていくのです。

最後に


人生のポートフォリオを意識することで、自分の時間、エネルギー、行動の質が変わってきます。

ライスワーク(生活のための仕事)、ライフワーク(情熱を注ぐ仕事)、学びや挑戦、人との関わり……。

そういった要素をどう組み合わせ、どんな配分で日々を構成するのか。


あなた自身の「人生のポートフォリオ」、ぜひ一度立ち止まって見直してみてくださいね。