人事担当者向け

【記事紹介】[新連載]「罰ゲーム」と言われ始めた管理職 逃げ出す新課長も

若い人の出世欲にしても、女性活躍の文脈からの女性管理職登用にしても、インセンティブのない責任だけが増える管理職になりたい人は誰もいないと思います。帰属意識が高く、会社を良くしたいと思っていたとしても、そういう向上心がある人は独立できる主体性を持っていることが多いからです。責任ある仕事は確かにやりがいはありますが、やりがいの感じられない責任は辛さ以外の何ものでもありません。

須田

そうですよね…。

私がキャリアデザインの授業の中で学生たちに伝えているのは、仕事を好きになるためには「仕事ができる」ようになること、だと伝えています。仕事ができるには2つの意味があって、1つ目はイメージしやすいと思いますが、スキル・経験・知識が身につくことです。2つ目は、「自分で判断できる」という権限が持てる自由度があることです。管理職になりこの権限を持つ自由度がかつてに比べ低くなっているのではないでしょうか。プレイヤーでもあり、管理職でもある、など求められるものが多くなっているからです。経営陣はもっと現場に任せるという我慢をした方がいいと思います。

須田