将来、人体にチップが埋め込まれるなど、トランスヒューマニズムが進んだ場合、記憶はすべて外部メモリから呼び起こされる時代がやってくるかもしれません。

そんなことを想像しながら思うのは、これからの時代に重要なのは、覚えることではなく、情報をどう使うかという分析力だということです。私は仕事柄アンケートの集計や分析を行いますが、そのアンケートの取り方や方法や場所、時期によってアンケートの結果は操作可能なものなのです。そして結果をどう解釈するかでもアンケートの示す事実は変わります。つまり「偉い人が言ってた」ということではなく、懐疑心を持って物事を見ることが大事です。