人事担当者向け

【記事紹介】新人が取締役に 社員の希望かなえるサイボウズ社長の型破り人事術

サイボウズの採用手法は一言で言うと「合理的でシンプル」です。思い込みのような一括採用でなく適材適所の部署異動など、働く側のパフォーマンスが最も出やすい環境を作ることに注力しています。とにかく先入観を捨て最も良い方法を選んでいるにすぎません。

須田

決して奇をてらったものではないということですね。

にわとりたまごにはなりますが、そのシンプルな方法を実践するためには求職者から選ばれる企業であることが重要です。その仕掛けの1つが職種確約採用や異動の自由度の高さです。では中小企業がどこを真似すればいいかというと、さまざまな採用手法を取り入れるという点です。地方企業では採用担当者がいるわけではないので、あまり採用にマンパワーがかけられませんが、新卒か中途という選択ではなく、新卒も中途もという考え方をしなければいけません。採用する枠がないという企業もいらっしゃるかもしれませんが、自社に興味を持ってくれた方の経験に合わせて新規事業を任せられるよう、経営者は様々な事業アイディアを検討しておくべきです。

地方中小企業は親から子への同族承継が多く、創業社長以外の2世、3世は新規事業にチャレンジをする開拓心が必要です。

須田