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【記事解説】なぜ経営者は「哲学」を学ぶべきなのか、イノベーションが生まれない日本企業に欠けている思考法

哲学は何の役に立つのか?

実は私も大学の専攻が哲学です。その時に言われたのは「哲学は何の役に立つのか」ということですが、今回の記事がそれに答えてくれているように思います。

哲学とは「答えのない問いに挑み、そのプロセスを楽しむこと」だと思っています。ビジネスで言い換えると、PDCAを回し続けることや、仮説と検証を繰り返していくことなどが近いでしょうか。正解のないことに挑み続けるスタンスとも言えます。

日本でイノベーションが生まれないのは、答え探しをしてしまう習性にあると思います。本文にある通り「物事を永遠に未完成だと捉えてみる」=「答えはないもの」とすると取り組みのプロセスを楽しむことが、イノベーションにつながります。アイデア発想のブレインストーミングでも、実現可能性よりも多様性を重視しているように、答えを探すところにアイデアはないのです。

ヒト・モノ・カネ・情報という事実を扱う経営者にとって、哲学を学ぶことで解釈の幅を持たせ、主観と客観を超えたメタ認知をすることで、適切な経営判断ができるようになります。

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