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【須田コラム】仕事を好きになる方法

好きな仕事を見つけるのではなく仕事を好きになる

仕事の選び方とかいろんなところで「好きなことを仕事にしよう」とか「趣味が仕事になったら」みたいな話もあるんですけれども、そういったことは推奨しないというのが私の主張です。好きな仕事を見つける方法よりもお伝えしたいのは「仕事を好きになる方法」です。

一番大事にしてるのは、可もなく不可もなくできる仕事をどんどん好きになっていくっていうことです。今回はこれをお話していきたいと思います。何が言いたいかというと、仕事ができるようになれば、好きになっていくということ。これが一番お伝えしたいことです。

「仕事ができる」とは何か

仕事ができるようになるって言うのは大きく分けて3つあると思っています。1つ目は人間関係で、2つ目が業務のスキル、経験、知識、3つ目が権限、自分で決定できるかどうかってことですね。この3つが揃っていくっていうのが「仕事が好きになる」ということで、結果として「好きな事が仕事になる」ことなのかなという風に思ってます。

人間関係

新人は「お前は何か提案するよりもまず目先の仕事ができるようなれ」というような話になったりしますので、なかなか最初から大きな仕事を任される、できるって言うわけではないと思います。これは3つ目の権限にも繋がるんですけれども、役職が上がったりですとか、例えば起業をしていきなり自分が社長になって先頭に立つとか、そういう風に自分が決定者になることができた時、人間関係を活かしてやれることの幅が広がると思います。

私もいろんな事業の中で、事業のフレームワークを作って事業担当に投げることがあります。私としては「フレームワーク壊していいよ」「より良い提案なるんであればそれ以外の話とか提案とか入れていいよ」っていう風に言ってはいるんだけれど、そうならないことも多いです。そのフレームワークの中で考えようとするあまりに意外と企画としてはまとまり過ぎちゃってつまんない、ということが起きるということもありえます。

スキル、経験、知識

ここはもう年数によるところが大きいと思います。仕事を早く覚えられるようになれば、周りのからの信頼関係も増え、やれることが増えていきます。そして、やれることが増えていくと、どんどん仕事に自分の有用性が感じられるようになるので「私って仕事の役に立ててるなあ」とか「私って人から頼りにされてるな」とかっていう風に思える。

権限

できることが増えてくる、役に立ててると思えるようになると、どんどん仕事が好きになっていって「じゃあこれはどうですか」っていう提案をした時に、「じゃそれやってみようか」という風に信用されやすくなって、決裁者からGoが出て、それが上手く行って…みたいなことの繰り返しで、どんどん仕事が好きになっていったり、また新しい事を覚えようとしたり、成長意欲ってその後に出てくるんじゃないかなという風に思います。結果として役職が上がったり、もしくは特別な役割を与えられる、例えば新入社員だけど SNS の運用を任せてもらったりとかですね、通常は現場作業や営業しているんだけれども、特設の役割として SNS の運用広報を任された、とかそういう風に新しいことが取り入れられると良いかなという風に思います。

まとめ

ここまでお話した通り、仕事を好きになる方法っていうのは、私はもう1つしかないと思っていて、「仕事ができるようになる」。これは、むっちゃスーパーマンで仕事ができるようになるっていう事じゃない。業務知識をしっかりと取り入れて、専門的なスキルと知識を身につけて、周りの知り合いとか同僚先輩との人間関係を自分で環境を良くしていって、権限を広げたり、役職が上がったりしていく。

仕事ができるようになれば「好きなことが仕事になる」。カギは人間関係、業務知識とスキル、そして権限です。

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