人事担当者向け

【キャリアデザインの教科書⑤】補助線3 無理のない自己実現

【連載】キャリアデザインの教科書 第5回「補助線3 無理のない自己実現」

リクルートワークス研究所による報告書「新しいキャリア論ハンドブック 8つの補助線から考えるキャリアデザイン」を読み、代表須田が今感じること、考えることを語る全10回の連載企画。

最初から読む:第0回 キャリアデザインとは

前回:第4回 補助線2 重要な意思決定とそのタイミング

やりがいは無くてもいい

私もキャリアデザインの授業の中で、学生たちによく言うのは「やりがい、働きがいは無くてもかまわない」ということです。仕事に重きを置いて、やりがいを求めた仕事を求める人は、やりがいが得られる職場かどうかが重要だと思いますが、仕事は可もなく不可もなくこなすことができる仕事で、その分プライベートな時間で趣味や地域活動、推し活など、人生の充実度を上げる方法は仕事以外にもあると思います。

お金を稼ぐという観点で、趣味を充実させるためには、仕事をしなければいけないため、労働からは逃れられませんが、給与を嫌なことをする我慢料と捉えるのではなく、充実した人生のための投資であると捉える方が精神衛生上良いと思います。

人生の充実度を上げる職場選びを

報告書では働きがいの求め方のグラデーションを6つのクラスタに分けています。このクラスタ別のキャリア満足への影響要因(図表19など)を参考に、程よいプレッシャーの中で働ける就業環境の職場とマッチングするように情報収集をすることが就職・転職をするときのポイントのように思います。

自己分析も自己実現には不可欠

職場環境の調査と共に、自分自身の労働観について自己分析をすることも進めていきましょう。自分らしく働くとはどういうことなのか、働く目的とは何なのか、言語化し、他者と議論することで新たな気づきがあることがあります。

秋田県では市民活動として、働く目的を考えるワークショップ「ハタモク」を行っています。秋田にいらっしゃる方はぜひ参加してみてください。

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次回:第6回 補助線4 マルチロール