人事担当者向け

【記事紹介】“高圧的なコーチ”だった女子バスケ代表・恩塚亨HCを変えた1枚の集合写真と本800冊…選手が能力を発揮するための3つの軸とは?


コーチングの話だと思うんだけど、もっといろんなシーンでいろんな立場の人がコーチングを学べばいいのにと思っています。指示したり、あてはめたりするティーチングに対して、本人に考えさせ、主体的な行動を促すコーチングというのは、広く教育現場に浸透したらいいのにと思うことの1つです。

須田

コーチングにおいて大事なことはなんでしょうか?

コーチングで大事なのは相手を変えようとする意志ではなく、変わるだろうと最後まで信じることです。厳しい規律や厳しい練習というのは、こいつらはサボるだろうという気持ちの裏返しです。

また、学生の部活であれば、勝つという結果を求めるのは学生たち本人だし、負けたところで本人たちがいいならそれでいい。プロだとしたら負けて選手生命が短くなるのは選手本人なので、本人が責任を負うことになります。(コーチも勝敗にキャリアが左右されることも多いですが)

須田

プレイヤーたちが主体的に目的意識を持っている、ということが大事なんですね。学生であればそれは必ずしも「勝利」でなくてもよいと。コーチング、奥深いですね。

私が人を教える側に立って思うことは、教えるというのは「どのタイミングで言うか」の問題であって、「何を言うか」ではないのかもしれないということです。

須田