人事担当者向け

秋田における”女性活躍”社内意見交換会【株式会社なんでなんで】

株式会社なんで・なんで は、これまで秋田における”女性活躍”に様々な形で携わってきましたが、2025年度は「さらに一歩進めてより実践的かつ具体的に秋田の働きたい女性に寄り添っていきたい!」と考え、3月3日ひな祭りの日に社内で「女性活躍意見交換会」を実施しました!

本記事では、秋田で働きたい全ての女性に向けて、

・「女性活躍意見交換会」でどんな意見が多かったか?

・秋田の女性活躍における問題点

・秋田の女性活躍における課題

についてまとめていきます!

絶賛子育て中のスタッフが多い弊社、会が始まった瞬間から様々な意見が飛び交い、非常に濃い時間となりましたのでぜひ最後までご覧くださいませ。

秋田における”女性活躍”についてどんな印象を持っている?

秋田でも女性の就労支援やスキルアップ講座等行われているが、参加者が限られている気する。(情報が広く周知されていない)

就労支援を行なっている一方で、企業側の働く環境が整っていないことが女性活躍を進める上での大きな障壁になっているのでは?特に、男性中心の職場では女性の活躍が進みにくく、文化や価値観の変革が必要と感じる。

企業によって女性が活躍している状況が異なり、例えばバス会社や建設業などでは、女性の職場での存在自体が「女性活躍」とされることがあるが、これだけで本当に女性活躍と言えるのか?!と、正直疑問に思うことがある。

企業が積極的に女性の活躍を支援する取り組みが増えてきた一方で、男性社会の中で女性が働くことが特別視される場面も多く、性別に関係なく活躍できる場の必要性を感じる。

(実体験から)子育てと仕事のバランスを取ることが非常に大変。ママが働きやすい環境が整っているか?が女性活躍の鍵になると言っても過言ではない。周りでも、育児と仕事の両立が難しい現状に悩む女性がとても多い。

秋田の場合、地域特有の昔ながらの文化や習慣が女性の職場進出を難しくしているケースもあるのでは・・・?

などの声が挙がりました。

総じて、「女性活躍」はパフォーマンス的な浅い取り組みではなく、育児や家庭との両立が可能な”ホンキの”環境作りが必要であり、企業側の意識改革、社会全体での支援が重要!という意見が多く聞かれました。

では、秋田の女性活躍を本気で考える上で具体的にどんな取り組みが必要??

形だけの「女性活躍」にしないために具体的にどんな取り組みが必要か?なんで・なんででは下記の3つの課題に注目しました。

・女性活躍の定義と認識のギャップを埋める

・企業や県の取り組みをしっかり情報公開する

・育児と仕事の両立の困難さを解消する

女性活躍の定義と認識のギャップを埋める

そもそも”女性活躍”という言葉自体があまりにも抽象的であり、受け止め方が大きく異なります。

例えば、ある人にとっては女性が男性と同じ業種で働くことが女性活躍の証かもしれないですし、別の人にとっては家庭と仕事を両立させてはじめて女性活躍と感じられるかもしれません。

また、企業の視点で言うと、女性社員がいること自体を「女性活躍」と捉える企業もあれば、もっと積極的な支援や制度を目指している企業もあります。

だからこそ、まずは女性活躍の定義をしっかりと世の中で共有し、理解を深めギャップを埋めることが重要です。

解消法としては、「女性活躍」とは何か、どのように社会に実現されるべきかをみんなで話し合う場を設け(ワークショップやディスカッションの実施など)各々の視点や経験を共有することが有効と考えます。

そのほか、企業内の話で言うと、男性社員や上司の理解と協力も不可欠です。男性社員がどのように女性活躍を支援できるか?を考える機会を設けることも身近なギャップを埋める第一歩となります。

企業や県の取り組みをしっかり情報公開

企業によっては、女性活躍を推進するために具体的な施策を行っていても、その内容が十分に伝わっていない場合もあるので、取り組みについてしっかりと情報公開する必要があるでしょう。

例えば、ホームページやSNSを通じて女性活躍の成功事例や支援事業を積極的に広報する、現場の声や事例を共有するイベントを定期的に開催し、実際に関心のある人々が参加しやすい環境作り等も大切です。

育児と仕事の両立の困難さを解消する

子育てと仕事を両立させるために、まずは企業側の柔軟な対応が不可欠です。

テレワーク・フレックスタイムの導入などフレキシブルな働き方を実現させること、そのほか企業内に託児所を設けたり、近隣にアクセスしやすい保育所を増やすことで、働く親の負担も大きく軽減されます。

ただ、ハード面だけ整えても理解が浸透してなきゃ意味がありません。

上司や同僚が育児と仕事の両立を理解し、サポートし合える文化を作ることが重要です。特に、育児休暇を取る際に周囲からの理解が得られにくい企業や、女性に対する偏見が存在する文化が根強い場合、これを変えていくための取り組みが求められます。

女性活躍は「社会全体」のテーマ

女性活躍を推進するためには、企業だけでなく社会全体の理解が必要です。

女性が「女性であること」を理由にキャリアを諦めることなく、平等に活躍できる社会を作るために環境を整え、その上で社会全体が支援し合う仕組みを作ることが、女性活躍推進における最も重要なステップとなるでしょう。

今後、より多くの女性が自分らしく働き、社会で活躍できるよう共に協力していきましょうね!