「なんで・なんで」の情報
代表取締役 須田紘彬
2023.02.01
あきた総研の代表ってどんな人?
起業から10年目になる須田の秘めたる想いを紹介します。
10年目を迎えて考える、生き方や働き方、組織のあり方や人との関係性の築き方についてまとめてみました。
須田の想いその1「起業家であること」
かつて、仕事が大変と愚痴をいうと、 あなたの意志で起業したんでしょ?とよく言われてきました。
ある時は、リアクションを説き伏せようとしました。
またある時は、無視しようとしました。
でも今は、ひっくるめて甘んじて応援も批判も受けようと思っています。
そして同時に、反発する意見に対しての説得も諦めない。
10年目にして思った、私の覚悟です。
世の中は変わりたい人だけじゃない。
変わりたくないという気持ちから、新しい取り組みを批判する人もいます。
でも説得を諦めない。
なぜならば対話が必要だと信じているからです。
「言ったって無駄」と説得しなければ、分離している状態になります。
ある意味、無視しているのと同じですよね。
一向に交わらない。
でもいつか理解しあえる時が来るかもしれません。
そこに「相手に変わってもらおう」という期待感はありません。
「私は理解しているのだから、あなたも私を理解してください」という気もありません。
説得することは、相手に変わることを押し付けるのとは違います。
変わらないかもしれないけど、それも含めて受け入れる覚悟でやる。
他人に期待せず、他人に責任を押し付けず、自分達がやるべきだと思うことをやる。
それが起業だと思うのです。
人って前提として価値観が違うんです。
だからこそ、ベンチャースピリッツを持ち続けたい。
ベンチャスピリッツとは何かというと、社会的信用を作っていく切り開き方だと思っています。
私は、どの地域でも、どの場所でも、新しいことを新しいステークホルダー(関係者)としてやることに抵抗がありません。
だから「無いものは作ればいい。課題はクリアすればいい。出来ないなら、出来るようになればいい」と思っています。
今までの積み重ねの延長上に、何ができるのか。
常に新しいことを切り開いていく覚悟を持っています。
そこに、応援も批判もあることを知っています。
全てを受け止めて、自分なりに昇華していくこと。
これも、起業家としての覚悟の一つです。
須田の想いその2「暮らす+働く= 生きる」
そもそも生きるとは、どういうことか。
「暮らす」と「働く」の両方を満たして、生きるということだと思います。
つまり、「キャリアオーナーシップ」を持たないといけない。
「私がどう生きるかは、私が決めます!」ということです。
それなのに、親だとか環境のせいにしているから、国を変えても、職を変えても、不満がなくならない。状況は変わらないんです。
生きる覚悟、責任は世の中の人、全員が自分自身に持たないといけない。
生きる覚悟が無いまま、他人から目的を与えられないと生きられない人は辛いんです。
「自分が自分で生きていていい」と思わないと。
迷惑をかけないんだったら、誰かの役に立たなくったって良い。
どこで暮らし、どこで生活し、どんな仕事をしたいのか。
仕事をどういう位置づけて、どんな生き方をするのかは、自由です。
これをキャリアオーナーシップと言います。
「自分で決める」を持たない人は、努力したくない言い訳をしているだけ。
努力をなんでしないといけないのか。
それは自分で決めるための判断基準や、強みを多くするためです。
「自分で決める」ができると、「私は生きていいんだ」と思えるのです。
須田の想い3「自分に向き合う(多様性)」
私は「キャリアオーナーシップを持つ」ということを自分が背中で見せたいと考えています。
実践していきたいと思っています。
私は、自分の感情も大切に、自分の感情にも素直にいたいのです。
今まで、地域の課題として「秋田を良くしたい」と思っていました。
でも、世の中が良くならないのに、秋田だけが良くなるわけはないとも思うようになりました。
今は、秋田を離れた秋田出身者、つまり海外にいる秋田出身者も首都圏にいる秋田の人とも繋がっていたいと思っています。
秋田から始まらなくても、秋田にリーチすることはできるんじゃないかと思ったのです。
私の想いとして「時空を超えて生きたい」という想いがあります。
時間や順番、場所にとらわれずにやっていきたいのです。
忙しいって言い訳はよくしてしまがちで、自分の時間以上に働けるようになりたい。
忙しさは工夫で改善したい。
限られた24時間以上の成果をどうやって作るか、「時」の部分。
自分がいないところでも動き進むような仕組み作り、「空間」の部分。
それは仲間やチームの存在が不可欠です。
時空を越えたいというのは、仲間が欲しいということと同義だと思っています。
そして、自分が勝手に作り上げている世界観に向き合ってほしい。
アドラーが言うところの「幸せになる勇気」。
「幸せです」っていうと、「何が幸せなの?いいね、人生楽しそうで」という返答にたいていが皮肉めいているように感じます。逆に、「辛い」っていうとそれ以上、踏み込まれない。
幸せかどうかは、幸せと分類した項目を積み上げていった時に、幸せラインを越えるかなんです。
積み上げるものの項目として自分が認識できるかどうかは自分で決めないといけない。
項目が無いと、結果積み上げるものが無く幸せラインに届かない。
自分が幸せ項目を積み上げられるかどうかなんです。
時空を超えて生きたい。
幸せとは何かを考えて生きたい。
これが、自分も他人も責めずに、肯定できる方法だと私は思っています。
組織を変革したいという経営者などリーダー、自身の生き方を変えたい方、自分に自信を持ちたい方のメンタリング、コーチングを行っております。
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代表取締役 須田 紘彬 秋田県八郎潟出身・秋田市在住。 大学進学のため首都圏へ上京。 新卒にて株式会社リクルートへ入社し、岩手県の支社にて北東北3県の企業の採用コンサルティングへ従事。 その後、30歳までに独立することを目標に、ニュージーランド留学、都内での人材系ベンチャー企業にて統括マネージャーを経験ののち、2013年(28歳の時に)Uターンをして独立、起業。2017~2021年度(5年間)秋田県総合政策審議委員として、県へ働き方改革のアドバイスをするとともに、経済産業省の中小企業の人材確保・定着支援の事業を行なってきた。現在は、若者支援に関する行政事業を行いつつ、民間企業の採用コンサルティング、組織作りコンサルティングを通じて、企業のブランディング支援、各種研修の企画実施を行なっている。また、大学でのキャリアデザインの授業や、インターンシップのコーディネートなど、学生と企業を繋ぐ事業にも力をいれ、「自分の人生を自分の意思で決定する」キャリアの相談に力を入れている。