新しいことを受け入れられる向上心のある人っていうのは、多様な価値観が身についている。多様な価値観を身に着けられるような精神的な安定ってルーティンワークから生まれる。朝起きてこうしてこうして…っていうのが決まっているから、脳のメモリが解放されている状態で行動ができる。その分、別のクリエイティブなこととか新しいことに頭を使う余力を残しながら生活できる。

アドラー心理学では価値観のことをライフスタイルっていうんだよね。ライフスタイルを持っている人っていうのは、自分の軸を持っている、とも言える。ただ単にルーティンワークしかしない保守的な人は価値観が凝り固まってしまう。ルーティンワークを使って、メモリを開放して、新しい価値観を受け入れる余裕がある心理状態を維持するのが大事かもしれませんね。

例えばだけど、スティーブ・ジョブズはいつも黒Tシャツにデニムを着ると決めていたとか、イチローは試合の前にはカレーしか食べないとか、必要ないところに頭を使わないようにしてます。朝起きてからどうしようかなって考えてたら遅いし、朝起きる時間がまちまちだと移動手段も都度考えなきゃいけないから、やっぱり生活のリズムを作るっていうのはクリエイティブにつながる。私は夏は黒Tシャツ、冬はハイネックセーターしか着ないって決めてます。