人事担当者向け

【記事紹介】稲盛和夫氏創業の京セラも悩む、「社風」ってそもそも何だ?

稲盛さんの経営手法であるアメーバ経営というのは、当時としては非常に新しかったといえます。しかしながら、今の経営のトレンドはティール組織とか、DAO型組織とか、ホラクラシー経営など、非管理型。そういった流れについては以下の記事もぜひご覧ください。

【記事紹介】「アメーバ経営」から「ティール組織」そして「DAO」へ、成功する組織の共通点は“自己組織化”

須田

この記事のテーマ「社風」についてはどうでしょうか?

社風というのは、多くの人、もしくは古くからその会社の中の社風というものが普遍的であると思っている人が多いと思います。でも、社の風と書くように、入れ替わるもの、であるところが本質です。つまり、いる社員や時代に応じて変わっていくもの。今いる人たちで構成されている要素が社風であって、今いる人たちに「うちの社風とあなたの雰囲気は違うね」と言うこと自体が間違ったことです。

アメーバ経営であれば、会社の方針に沿って、会社の方針と違う人が来た時には、会社を離れるという選択しもあるかもしれません。一方でティールやDAOの組織形態であれば、いる人たちにあわせて会社の方針を議論によって変化させていくということがあり得ます。

この経営方針がどちらがいいという話ではなく、決定する経営者がどちらで経営していくかという、決めの問題なのです。

地方中小企業は、もっと古いトップダウン型の衝動型や順応型と呼ばれる、組織体制がまだ多いので、経営者も組織について学ぶことが必要かと思います。

須田